あなた押し売りしてません?
ネットで物を買うのは、いまやフツーのこと。
お酒や日用品などのコモディティ商品でさえ、アマゾンでサラっと買えたりします。
ネットに限らず、モノ・サービスを買うときに、誰もが気にすること。
その商品が、満足できるものかどうかってことじゃないでしょうか。
- 払ったお金に見合う働きをしてくれるだろうか。
- 役に立たなくてソンしないだろうか。
もともと安い商品だったら、期待を裏切られても「まあいいや」で済みます。
けど、高額商品だったら?
商品の価格が高くなればそれだけ、高い理由を充分に説明してあげる必要があるのです。
買い手は、商品の価値=価格について、買う前にある程度の予備知識があります。
その商品を使ったことがある人のレビューを読んだかもしれません。いわば口コミですね。
あるいは、同じようなサービスを提供する同業者の価格を検索したのかもしれません。
では、口コミや情報がない商品の場合はどうしたらいいでしょうか。
あるいは、これまで市場に出たことがない、新規の商品の場合はどうすればいいでしょうか。
その場合は、売り手がその商品の価値を教育してあげる必要があります。
教育には様々な方法があります。
歯医者さんの例でみてみます。
自費治療のかぶせもの、セラミックやメタルボンドを売っていきたいですよね。
「保険治療だと、見た目が悪いですよ」
この一言が響きそうな患者さんに、自費のかぶせを勧めるでしょう。
でも、そこで断られたらどうします?
それ以上、勧めることはできませんよね。
ですので、段階を追って患者さんを教育していく必要があるのです。
例えば、導入期の商品(フロントエンド)として、安い値段でホワイトニングをお勧めするのも、一つの方法です。
口元が綺麗になることで、その効果を実感してもらうのです。
自費治療のハードルに階段をつけて、上がりやすくしてあげるのです。
お客様は、課題解決を求めて商品・サービスを購入します。
課題を解決するのは、商品・サービスを提供する私たちの使命です。
お客様の課題にきちんと向き合い、解決に向けて教育・提案して差し上げることが大切です。