苦手なお客様こそ、こんな方法っ!
コンサル時代のお話をします。
苦手なお客さんがいました。
前担当からの引き継ぎで担当することになったお客さんです。
実は、前担当も苦手だと言ってたお客さんでした。
前担当が苦手だってことは、そのお客さんと上手く関係を築けなかったということです。
ですので私は、一からそのポイントを探すしかなかったのです。
一年たって、お客さんとは円満な関係を築くことが出来ました。
さて、私はどのようなきっかけで距離を縮める事が出来たのでしょうか。
その頃の私は、マーケティングはもちろん、人間関係を作るテクニックなども、全く勉強していませんでした。
ただ、これまでの経験から、つぎの事は徹底して実行すると決めました。
- お客様の思いを意識して応えてあげること
- あなたの健康も気遣っていると伝えること
たとえば、新しいスタッフの接遇が気になるとオーナーが心配していました。
「では私がお客になって潜入してみましょう。報告します。」
あらためて、報告の時間もとってもらったのです。
また、メールでやり取りする文面では
「風邪の季節になりました。くれぐれもお身体ご用心ください」
ウエットなひとことを加えます。
共通の話題もよくしました。
お客様も飼い犬を飼われていたのですが、散歩の出来事や躾の話題など、盛り上がるものです。
そのお客様とは、退職して7年経った今でも、関係が続いています。
時候のご挨拶はもちろんのこと、たまにお電話もいただきます。
いま、マーケティングを体系的に学んでいます。
振り返ってみると、どれもコンサルのスキルに必要なテクニックだったと分かるんです。
けど、最初からこのようなテクニックに走らなくてもいいと思います。
まずは目の前のお客様が
大切な誰か
そう意識して対応するのが基本だと思います。